私たちの体には睡眠、体温、気分の浮き沈み、排卵周期などの恒常性を調節する仕組みが秘められている。体内で産生される脳内ホルモンや生理活性物質が、それぞれの分野を調節するのだ。アメリカのモナ・ハリソン博士は、ノニはそこに含まれる多様な生体活性物質によって、それらの恒常性調節物質の産生を促すことで、各臓器や生体機能の乱れを正常化し、その総合作用により体全体の健康を取り戻させるのではないかと報告している。
例えば最初に挙げた4つの分野はメラトニンという脳ないホルモンの働きで調節されている。メラトニンは体内時計調節作用で知られるホルモンで、睡眠中の排尿抑制も行うなど、体の生体リズムを正常化させるための最も重要な働きを担っている。
ノニの成分であるスコポレチンは、脳の松果体に働きかけてセロトニンという脳内ホルモンを産生させるのだが、松果体はさらにそのセロトニンを用いてメラトニンを作る。ノニを飲んだとき、ほとんどの人が気分のよさや高揚感を味わい、睡眠、排便など基本的な生活リズムの回復を実感するのは、このメカニズムによるのだという。先に紹介した高血圧の正常化や血糖値の正常化なども、体内ホルモンがスコポレチンで活性化される結果と考えられている。
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